■ISOとの出会い(1997年3月)
「顧客に喜ばれるにはどうすればよいか」これは、世界中の企業が追い求めている永遠のテーマだと思います。もちろん、我々マツモトセイコーでもこのテーマを常に考えておりました。そんなある日のことです。とある講習会で品質マネジメントシステムの国際規格ISO(アイエスオー)について知りました。これがマツモトセイコーとISOとの出会いでした。
■ISOの取得に向かって(1999年9月)
ISOとの衝撃の出会いから数年後のことです。別の講習会に参加したところ “ISOは少人数でも認証取得ができる” という事を知りました。この時「未来のマツモトセイコーのために」とISO取得を決意したのです。松本アサイ専務は、「当時はマツモトセイコー独自の品質管理を行っていたが、それだけではまだまだ満足できていなかった。」と、ISO取得の理由を語ってくれました。
■ISO9002認証取得(2000年10月)
ISO取得を決意したそのときから、安定した製品の品質確保と提供のために、認証取得について活動を開始しました。そして2000年10月、ISO9002の認証を取得することができました。その年の年末、ISO9001~9003がISO9001に一本化されたので、マツモトセイコーは改めてISO9001に認証を取得し、現在に至ります。それからというもの、ISOという枠組みにより全社員がそれを意識して作業するようになりました。それは、マツモトセイコーの品質向上につながり、ひいては顧客満足につながると考えています。
■ISO9001 認証取得(2004年2月)
従来、ISO9001、ISO9002、ISO9003と別れていた規格が一つの番号に統一され、ISO9001となりました。
■JIS Q 9100:2004(品質マネジメントシステム―航空、宇宙産業に対する要求事項)
認証取得当時、航空機関連が売り上げの90%以上を占めておりました。航空機業界の厳しい品質管理を勉強し、品質の安定及び向上はもとより技術力の向上に努め、益々お客様に喜んで頂ける製品づくりを行いたいと、JIS Q 9100の認証取得を決意いたしました。
現在,JIS Q 9100:2016年版取得済み。
お客様に喜ばれる製品作りを目標とし、全社一丸となり努力いたしております。